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必ず貯まるブロガー流節約術と貯蓄法

Q「健康保険料、安くならないかな?」→A「残業しなければOK!」 どういうこと??知って得する、標準報酬月額のお話!

   

標準報酬月額という言葉を、一度はどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか?

でも聞いたことはあっても、自分に関わりのあるものだということをご存知の方は意外と少ないのかもしれません。

じつは会社勤めをされている方すべてが標準報酬月額というものに関係してお給料をもらい、保険料の支払いをしているのです。


つまり、収入のある方とそのご家族、というとほぼすべての日本国民に関係がある、ということです。   

標準報酬月額とは

標準報酬月額とは、厚生年金や健康保険などで、収入によってその支払い額や支給額などが変動する金額の基準として使用される指標のことです。

標準報酬月額は、原則として4月、5月、6月の収入の平均額に基づいて決定されます。これを定時決定といい、その年の9月から翌年の8月まで健康保険や年金保険の金額決定のために使用されます。

金額により健康保険は47等級、厚生年金は30等級に分けられ、納付金額が変わってきます。 もちろん、標準報酬月額が高いほど、健康保険、年金保険の納付金額も高くなります

稼いだら稼いだだけ保険料が高くなるのは理不尽のような気もしますが、日本は、所得税の場合も累進課税方式がとられているように、高所得者が低所得者を支え、また所得格差が広がりすぎないようにという考え方が採用されています。

健康保険料は、いくら高い金額を支払っているからといって病院窓口で値引きされたり、高度医療が受けられたりするわけではありませんが、年金保険料の金額が高くなると、将来受けとる年金額も高くなります。

 

標準報酬月額を低くするテクニック

標準報酬月額が高くなるとそのぶん負担が増えてしまうのはたしかです。 だったら、標準報酬月額をできるだけ低くしてしまえばいいとは思いませんか。 そんなことができるの?

じつは、ちょっとした工夫でできるのです。 そのためには、まず社会保険料が決定される仕組みを理解しておく必要があります。 すでに記述したとおり、標準報酬月額は、原則として4月、5月、6月に得た報酬(収入)によって決定され、これを定時決定といいます。これはすでに述べました。

この定時決定が算定される際、役付手当、通勤手当、残業手当など、各種手当も含めて計算されます(ただし3カ月を超える期間ごとに受ける賞与(いわゆるボーナスなど)は含まれません)。

整理すると、

①標準報酬月額は毎年4月~6月の収入で決まる、
②残業代などの手当も加味される

―― ということは、単純に考えると4月から6月のあいだは残業など各種手当がついて給料が増えるような頑張りは控えたほうがいい、ということになります。

「そんな簡単なこといわれても、仕事が忙しいのに残業しませんなんて、会社に言えるわけがない」 みなさん、そのようにお考えになるでしょう。

しかし、社会保険料というのは被保険者であるみなさんがすべて負担しているわけではなく、従業員と雇用者が折半して納めているのです。

ということは、従業員の社会保険料が安くなるということは、会社にとっても負担が減るということです。 雇用者にとってもメリットのあることですから、会社全体で節約に取り組んでみてもいいような話ではないでしょうか。

では、その説得のためにも、具体的にどれくらいの節約ができるのかを見てみましょう。

たとえば、固定給が30万円で、非固定的賃金(残業代や歩合給など)が毎月4万円だとすると、月34万円の収入で―― 健康保険:24等級で19,635円 厚生年金:20等級で29,706円 となります。

仮に、4月から6月のあいだは残業を控えて、非固定的賃金を0円にしたとすると、月30万円の収入で―― 健康保険:22等級で15,952円 厚生年金:18等級で26,211円 となります。

健康保険と厚生年金の合計で計算すると、4月、5月、6月は「残業なし」で、次の8月から翌年の8月までは月7,178円の節税になります。年間換算すると86,136円です。 この節約は従業員だけでなく、会社にとっても同額の負担軽減になります。

たったひとりでこれだけの経費削減になるのですから、これが数人分だったらと思うと、けっこうな金額になるはずです。

もちろん、8万6千円のために、残業代12万円を削っているのですから、必ずしも賢いやりかたとはいえないかもしれませんが、7月以降にまわせる業務であれば、無理して4月から6月のあいだにこなすことではないのかもしれません。

必要な仕事まで省いて会社の不利益になるようなことがあっては本末転倒ですから、節約は賢く、丁寧に取り組みましょう。

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