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先物取引って何?難しいイメージを払拭する分かりやすい解説

   

投資家から人気の高い「先物取引」。

名前は聞いたことがあるけれど、いまいちイメージが掴みづらい、説明を読んでも難しくてよく分からない。

こういった点から避けられることも多いのですが、証券会社や商品取引業者からはプッシュされていることが多いですよね。

実際にサポート体制もかなり充実しています。そこで今回は投資家から資産運用を検討している人まで幅広く理解してもらえるように、先物取引の解説をしていきたいと思います。

一度理解できればそこまで難しいものではありません。

■先物取引って何だ?

私たちが普通に買い物をするときは、商品と現金を交換しますよね。これを「現物取引」と言います。株式投資のスタンダードは現物取引ですよね。

一方の先物取引は「今は買わないけれど将来買う」という約束を取りつけることを言います。「先(将来)のものを取引する」というイメージですね。

先物取引の例を紹介していきます。

現在のガソリン価格はリッターあたり150円。しかし今ガソリンを購入しても置く場所がないし、使う予定はありません。

また現在の価格は150円でも、将来的にはおそらく値上がりすることが予想されます。

ということでガソリンスタンドの人に「半年後に100リットルのガソリンを買うから予約したいんだけど」と持ち掛けます。

そこでガソリンスタンドの人は「証拠金を出してくれれば100リットル用意しとくよ」と約束に応じてくれました。

証拠金として1万円渡す代わりに、その時は現金を支払いません。そして半年後に、予想通りガソリンの価格が値上がりして、リッターあたり180円まで値上がりしました。

しかしガソリンスタンドの人とリッターあたり150円で約束していたので、100リットル×150円=1万5000円で無事に購入できました。

証拠金は約束を果たしたので返却してもらえます。ただし、手数料として500円支払いました。

するとそのガソリンスタンドに他の人がやってきて「100リットルのガソリンが欲しい」と持ちかけてきました。

そこであなたは「私の100リットルのガソリンを売りましょう」と売りつけます。すると100リットル×180円=1万8000円を手にできました。

結果的に差額として3000円の利益が出ました。手数料の500円を差し引いても2500円の利益です。

これが先物取引の大まかな仕組みとなっています。

ポイントをまとめると次のようになります。

・将来購入する時期と購入する量(値段)の約束をする
・証拠金を支払うことで実際の支払いは購入日当日に行う
・少しばかりの手数料が発生する
・商品を購入する約束だけしているので実際に手元に商品が来ることは無い

■先物取引は買いヘッジと売りヘッジがある

先物取引の大まかな仕組みは理解できたでしょうか。

先程紹介した例だと「買いヘッジ」のパターンになります。しかし先物取引には「売りヘッジ」というものも存在しています。

買いヘッジと売りヘッジの2つがあるからこそ、先物取引は幅広い戦略が取れるんです。内容をチェックしてみましょう。

●買いヘッジ

買いヘッジは将来的に値段が上がるであろう予測できるものでの先物取引に利用します。

今の値段よりも値上がりすることが予想される際に「現時点で購入の約束をすることで値上がりによる損失を回避する」ことができます。

例えばガソリン150円のときに買いヘッジの先物取引を行い、半年後に購入するとします。

そして半年後には予想通りガソリンが180円に値上がりしました。しかし先物取引の買いヘッジを建てていたので、約束通り150円で購入できる、つまり30円分の損失を防ぐことができた、ということになります。

このとき、180円でガソリンを売却してしまえば、自分が150円しか支払っていないのに、180円で売れる、つまり30円の利益になります。

これが先物取引の基本的な儲ける仕組みです。

しかし、予想が外れて値段が下がってしまった場合、ガソリンの相場は120円になったのに、先物取引の買いヘッジを建てていたために150円で購入しなくてはなりません。

つまり30円の損失が発生することになります。

●売りヘッジ

売りヘッジは買いヘッジとは逆で、将来的に値段が下がるだろうと予測できるものの先物取引に利用します。

先物取引では現物(商品)を持っていなくても「売り建て」ができます。

先程のガソリンスタンドの例で言えば、証拠金を支払う代わりに一時的にガソリンスタンドからガソリンを借りて、それを売却し、約束した当日までにガソリンを返却する、という具合です。

ガソリンの例で考えると、今はガソリン150円だけれど、将来的には120円まで値下がりするのではないかと予想しました。そこで先物取引の売りヘッジを建てます。

借りたガソリンを150円で売却して手元に150円入ってきます。

そして予想通り120円に値下がりしたので、120円でガソリンを買い戻します。

そして買い戻したガソリンは貸してくれた人に返却。これで結果的に30円の利益が残ることになります。

しかし逆にガソリンが値上がりしてしまって、リッター180円になってしまいました。

最初に150円で売却したにもかかわらず、180円で買い戻ししなくてはならないので、30円の損失になります。

このように、先物取引は買いヘッジと売りヘッジがあるため、相場が値上がりするタイミング、値下がりするタイミングのどちらでも利益を出すチャンスがあります。

これが現物取引には無い魅力のひとつとなっています。

■まとめ

先物取引の大まかなイメージは何となく掴めたのではないでしょうか。ポイントをまとめると次のようになります。

・将来のもので取引する
・証拠金を支払うことで現金の支払いは将来行う
・証拠金システムが採用されているためレバレッジが掛けられる
・売りヘッジと買いヘッジの両方が存在しているので相場の値上がり、値下がりのどちらでも利益のチャンスがある

現物取引とは違ってレバレッジを大きく賭けやすいですし、取引のチャンスがいつでも存在しているのが最大の魅力だと思います。

ただしリターンが大きい分、リスクも大きいのでその点は注意しておく必要があるでしょう。

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