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ビットコインに限りがある!?掘り尽くされてしまった後はどうなるの?

   

2009年の登場から「ビットコイン」は、全く新しい通貨の形として注目され続けています。

一見不可解なシステムと仮想通貨、暗号通貨という名称から運用に二の足を踏む方も多い反面、新たな投資のフィールドとしての知名度が上がると供に、現在確実に利用者を増やしているのも事実です。

完全無欠の理想的な新通貨、新投資システムであるかのように持て囃されるビットコインには、本当に不安要素はないのでしょうか?

仮想通貨とは、実は不確定要素が非常に多いものであることは意外と知られていないのかも知れません。
ここではビットコインの不確定要素を炙り出し紹介していきます。

ビットコインの発行枚数には限度があった

ビットコインの発行量は、2100万枚です。
これはビットコインという仮想通貨が作られた時からすでに決まっており、2100万枚の通貨を全部掘り尽くすのは、2141年だと言われていますので、当分の間枯渇することはありません。

このビットコイン、2100万枚が上限で、その上限が来るのが2141年だということは、今はまだ200万程度、もしかすると100万程度しか発行されていないのではないか、そう思われる方もいるでしょう。

実は、もう1600万枚以上のコインをすでに発行しています。
なぜ2141年まで枯渇しないコインがこれだけ発行されているのか、それはビットコインの発行ペースが一定ではないからです。
なので、時間が経てば経つほどビットコインの発行速度は落ちていきます。

ビットコインに投資をするなら、これは覚えておくといいでしょう。
ちなみに、普通の通貨と違ってビットコインには中央銀行のようなものはありませんので、発行上限数などのルールは基本的に変えられることがありません。

発掘されるビットコインが制限される分、ビットコインの価値が上昇していくことが予想されますが、実は、この発行上限数も絶対変えられないものではありません。
いざという時、ルールが変更できないせいで通貨システムが崩壊してしまうことがないように、ビットコインにはルール変更システムがあります。

このルール変更システムを使って上限枚数が変化するかもしれないことを、頭の片隅にいれておくといいでしょう。

ビットコインの半減期はオリンピックイヤーに訪れる

ビットコインの採掘は、一定のペースで行われているわけでないことは先に述べました。
では具体的にどういうペースで新しいビットコインが生まれているのでしょうか。

ビットコインのシステムが始まった2009年当時、採掘で生まれるビットコインは50ビットコインでした。
それが2012年になると生まれるコインが25ビットコインに、2016年には12.5ビットコインになりました。
おおよそ4年ごとにビットコインの採掘量が半減しているので、この周期のことを半減期と呼んでいます。

なので、このまま行くと東京オリンピックの年である2020年には次の半減期が訪れるのですが、
ここで一つの疑問が生まれます。

なぜビットコインには半減期があるのでしょうか。

半減期がある理由、それは、通貨の供給量を調整するためです。もし、採掘すると生まれる新しいビットコインが50のままだったら、すぐにその通貨は供給過剰になってしまいます。
それを予測して、初めから生まれるビットコインの数を2に絞ったら、通貨の供給量が少なすぎて、見向きもされなくなります。

だから、初めはどんどん通貨を供給していって、しばらくすると供給量を減らすシステムが必要なのです。
普通の通貨ではこの仕事を中央銀行が行いますが、仮想通貨であるビットコインにはそういう組織がないので、代わりに半減期というシステムで代替するのです。

自動で通貨の新規供給量が半減するシステムをはじめから作っておけば、通貨の供給量を適切な量にすることができます。
そのために、半減期というシステムがあるのです。

掘り尽くされた後は、どうなる?

ビットコインの出現ペースは決まっているので、このまま行くと2141年にはすべてのビットコインが掘り尽くされ、それ以上ビットコインは出てこなくなります。

この結果を変えて、2141年以降ビットコインを掘ることは可能です。
ですが、それを成すためには条件があります。

それは、ビットコインのルールそのものを変えることです。現状では、ビットコインの上限は約2100万枚と決まっており、それ以上発行することは不可能です。
ですが参加者、つまりビットコイン所有者のうち、一定数の人々がルール変更に賛成すれば、そのルールを変えることができるのです。

マイニングの報酬を確保し、これからも円滑な取引を続けていくためにビットコインの上限を3000万にしようという提案があり、それが多数の賛成を得れば、上限が3000万枚に変更されるので、ビットコインが2141年に掘り尽くされるとは限らないのです。

もっとも、ビットコインは他の仮想通貨よりルール変更が難しくなっていますので、ルール変更を考えている人が多数派を形成するのはかなり大変です。
だから、ビットコインの取引に重大な支障が出るようなやっかいな事態にならない限りは、ルールが変更されることはないででしょう。
しかし、条件さえそろえばルールを変えることは可能なので、ビットコインは2141年に掘り尽くされると決めつけない方がいいでしょう。

ビットコインのルールが変更されなかった場合

仮に、2141年までルール変更が起こらず、ビットコインが掘り尽くされてしまったら、いったいどういうことが起こるのでしょうか。

これはその時になってみないとわかりませんが、少なくとも、2141年を境にビットコインが無価値になったりすることはありません。
なぜなら、ビットコインが掘り尽くされても、今まで掘られたものが無価値になることはないからです。

なので、今までに作られたコインをやり取りすることで各種の取引は可能ですし、2141年以降も、ビットコイン業界が滅びることはないでしょう。

ただし、ビットコインが掘り尽くされるということは、採掘して得ることのできるビットコインがなくなるということなので、マイニングをする意味がなくなってしまいます。

うなると、マイニングをする人であるマイナーのやる気がなくなってしまいますし、結果として、ビットコインの取引記録の記帳をしたり、迅速に通貨のやりとりをすることが難しくなり、便利なビットコインが不便なビットコインになってしまうかもしれません。

ただ、ビットコインには手数料というものがあるので、この手数料を増額してそれをマイナーへの報酬にすることで、マイナーがやる気をなくすことを阻止できるかもしれません。

いくら手数料を増やせば、マイナーのやる気が増えてビットコインの各種業務が滞らなくなるのかはわかりませんが、手数料を増やしてそれをマイナーへの報酬にすれば、マイニングをする人がいなくなる事態は避けられるので、ビットコインが掘り尽くされたとしても、さほど大きな問題にはならないでしょう。

まとめ

仮想通貨ビットコインの不確定要素を紹介してきました。

このシステムがリリースされた当初から謳われている「発行枚数の上限2,100万枚に達するのは2141年」であることに対して、リリースから僅か8年足らずで既にその約76%に当たる1,600万枚が発掘され流通していることや、一定の利用者の賛同を得ることで実行される「ルール変更システム」が機能することで発行数の上限が変更可能であることなど先行き不透明な部分が多分にあることが感じられます。

発掘に意欲を失ったマイナーに対して、一般顧客の手数料を増やしてマイナーへの報酬に当てることで、システムを維持していかなければならなくなる可能性などを考えても、将来的にも「間違いない投資先」であり続けるのは困難であるかも知れません。

このビットコインという仮想通貨への投資のフィールドに、新たに参加しようと考えている投資家が、既に参加している投資家達と同じだけ良い思いができる可能性は低くなりそうです。

モチベーションを維持するためにプラスの要素ばかりを見るのではなく、今回紹介したような不確定要素という不安要素があることも十分に理解したうえで、投資を検討することが必要ではないでしょうか。

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