セツヤクLifeBox

必ず貯まるブロガー流節約術と貯蓄法

アベノミクスで景気が回復!でも実感がわかないのはなぜ?

   

景気回復しても給料の上がらない4つの理由を紹介

img51

アベノミクスで景気回復しても…

安倍首相がいわゆるアベノミクスという経済方針を打ち出して、景気は回復しつつあるとよく言われます。大手企業の中には、過去最高の収益を記録したといった報道も見られますし、日経平均株価が2万円近くにまで回復していて、確かに景気はい地域の不振を脱した感があります。

しかしでは待ちゆく人に景気回復の実感があるかどうかインタビューすると、「それほどでも…」という答えが多いです。実は景気が回復しても、それが労働者の実際の賃金アップにつながっていない現状が見てとれます

興味深いデータがあって、1980年以降の春闘における賃上げ率と1人当たりの人件費の推移を比較したものがあります。その結果、この15年くらいで春闘による賃上げ率は30%近く上昇しています。ところが1人当たりの人件費は、15%近く減少しているのです。

賃上げは実現していても、人件費はむしろ少なくなっているのです。なぜこのような矛盾したことが起きているかと言えば、非正規社員の割合が上昇しているからです。労働組合が「景気が良くなったら春闘で賃上げ要求しよう・ベアを求めよう」と言っても、会社は非正規社員を増やすことでコストカットをしているのです。

1997年から2012年のデータを見てみると、雇用者数全体は増加しています。しかし非正規社員は661万人程度増える一方で正規社員は472万人も減っているのです。今や労働者の1/3は、非正規雇用によって占められる状況になりました。

非正規雇用は正規社員と比較すると、給料はどうしても少ないです。このため、日本人全般で見ると給料は減少傾向にあるわけです。

なぜなかなか賃金が増えないのか?

img52

景気が良くなって会社の業績が上向きになっても、労働者の賃金が増えないのは納得できないことでしょう。その理由として、専門家の間では4つの要因が指摘されています。

グローバリゼーションと機械化

まずはマクロ的な問題ですが、経済構造が変化してしまったことが挙げられます。ボーダーレスになって、日本企業が海外に活路を見いだしたり、外資系が日本にどんどん参入したりしています。

このため、先進国を中心として、発展途上の安い労働力を求める傾向が出てきています。その結果、低賃金の雇用が当たり前になってきていることが背景にあります。

技術革新によって、人力でなく機械を導入して作業できる工程も増えてきています。機械であればいつまでも作業してくれますし、設備導入のときにまとまったお金が必要になるものの、その後のコストはメンテナンス以外ほとんどかかりません。このため、人件費のかかる労働力をわざわざ雇う必要がなくなっていることも関係しています。

内部留保が進んでいる

バブル崩壊やリーマンショックなど、今まで経済に大きな打撃を与えた事件がいくつかありました。それが一種のトラウマになっているのも給料の上がらない要因の一つです。また大きな景気悪化の事象が起きることを恐れる企業は、いざというときのためにしのげるように内部留保を手厚くする傾向が見られます。

その結果、なかなか人件費にお金を回せず、従業員の給料が上がらなくなっているわけです。会社の中でも大きなコストである人件費には、なかなか手が付けられないのです。

能力主義の登場

これまでの日本は年功序列が基本でした。しかし先に紹介したグローバリゼーションの影響で、海外の能力主義がどんどん日本企業でも導入されるようになりました。その結果、人事評価や能力給の査定が今まで以上に厳しくなり、そのことが賃金の上昇を抑制しているといえます。

海外であれば、今の給料に不満で自分のスキルに自信があれば、比較的自由に転職できます。しかし日本も徐々に転職に対する理解は進んでいるものの、インフラが欧米並みに整理されている状況とは言い難いです。このため給料が低くても転職できず、今の会社にとどまる人が多いわけです。

日本の古い価値観も影響

日本では伝統的に労働力は、抑制しないといけないコストという価値観があります。これが今でも息づいているのも、なかなか給料がアップしない要因といえます。

しかもグローバル化が進んでいる現在、国際市場で競争できる価格にしないといけなくなり、ますます人件費を抑制するプレッシャーが強まっています。このような要因で、なかなか給料アップしないのです。

それでもボーナスをアップさせて従業員に報いるとか、ベアを決めている会社も徐々に出てきています。しかし給料の今後の上昇を見込めるのは大企業の社員ばかりで、日本の大多数を占める中小企業にその恩恵が行くかどうかは不透明という現状もあります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 61
    follow us in feedly

  関連記事

貯金!はじめの一歩は!1年で100万円を目指す

1年で100万円貯金するために1日2740円貯める環境を作る 何か欲しいものがあ …

ゆったり5年のスパンで1000万円の貯金をはじめる。

5年で1000万円貯金するために1日5480円貯める環境を作る 1000万円とい …

img56
日本人は仕事でも家庭でも満足できない?その理由は何?

家庭でもリラックスできない日本人が多い理由もチェック 世界的に見て仕事の満足度の …

普段の生活とのバランスをみて3年間で100万を貯金する方法とは?

3年で100万円貯金するために1日914円貯める環境を作る 将来のことを考えて、 …

5年で100万円!無理なく貯金するための節約術

5年で100万円貯金するために1日548円貯める環境を作る 子供の教育資金だった …

本多式4分の1貯金法をマスターして貯蓄体質を作り上げよう!

本多式4分の1貯金法はちょっとした心構えで自然と貯金ができるようになる! 貯金し …

景気と安保法案可決の関係性は?節約による影響は?

日本は長い間法律によってがんじがらめの状態になっていました。その法律によって身動 …

子どもが生まれたら大学に行かせることまで考えた貯金計画を立てましょう。

早めの計画と貯蓄で子どもの将来を明るくするためのコツ 子どもを一人育てるためには …

先にとらわれずゆっくり10年間で1000万円を貯めてみる。

10年で1000万円貯金するために1日2740円貯める環境を作る 1000万円貯 …

1000万円だって夢じゃない!効率良く貯金するための節約と投資法

1年で1000万円貯金するために1日2万7398円貯める環境を作る 短期間でしっ …