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「風邪かな?」で大病院へ。ちょっと待った!それ、お金の無駄遣いです!!選定療養費について学ぼう!

   

「なんだか最近からだの調子がおかしい。ちょっと病院で診てもらおうかな―?」

そう感じて、これから向かう病院はどこですか。
近所の小さな診療所でしょうか。
それとも車で10分かかる大きな総合病院でしょうか。

おそらく、ふだん病院に行き慣れていらっしゃらない方の多くは大病院に行くことをお考えになったのではありませんか?

「大きな病院だから医療技術はたしかだろうし設備も充実してるはず」
「もし何かまずい診断がでても、他の専門医がいるから安心」
そうお考えになることでしょう。

その考えは、たしかに正しい。間違いないでしょう。
しかし、1,2時間はあたりまえのように待たされたあげく、いざ受診して、ほんの数分診てもらっただけで、「胃炎ですね。お薬だしときます」で終わり。しかもなんか医療費が高いような気もする……。

選定療養費が加算されている

じつは、大病院の医療費というのは、中小の診療所などに比べて高く設定されていることが多いのです。

なにも大病院が殿様商売をしているというわけではありません。
大病院に紹介状なしで初診を受けると、通常の診療代に選定療養費という特別料金が加算されるからです。

選定療養費とは、初期の医療は地域の医院・診療所などで診療してもらうことを推進するために、高度医療機関の医療費に上乗せされた料金のことです。
一言でいえば、あまりよくない表現ですが、「ぜいたく療養費」ということです。

大病院に受診すると、通常の診療代にこの選定療養費が加算されます。
通常の診療代は、もちろん保険適用対象ですが、選定療養費の特別料金部分については保険の対象外です。全額自己負担となります。

しかもこの特別料金というのは各大病院が自由に料金を設定できるので、場合によってはたいした診療も受けてないのに1万円近くの支払いをしなければならないこともあります。

また特別料金部分は、高額療養費支給の対象にはなりません。

選定療養とは、具体的に次のような診療行為のことをいいます。

・大病院の紹介状なしの初診。また一定期間後の再診
・個室での入院など、いわゆる差額ベッド代
・歯科の金属材料差額
・予約制診療
・規定回数以上の医療行為(リハビリなど)
・時間外診療(緊急でやむを得ない場合は保険適用)
・小児う触の治療後の継続管理

選定療養費の意味

選定療養費というものは、初期症状での診療をまず地域の診療所などで受けてもらい、そのうえで専門性を必要とする病気の場合は、技術・設備の整った大病院で診ましょう、という意図のもと制度改正されて導入されたものです。

なんとなく世知辛いような気もしますが、現在の日本の状況からすると頷ける対策です。まず、お医者さんや看護師さんなどの医療従事者が不足しているという状況。

大病院は専門性の高い病院です。

にもかかわらず、風邪かな、くらいの軽い症状で受診する患者さんが増えてしまうと、ただでさえ重篤な患者さんの対応で忙しい病院は、よけいな負担が増えてしまいます。医療従事者の過重労働は、ここ数年とても問題視されています。

また少子高齢化の問題もあります。


少子高齢化は日本の医療にとってとても頭の痛い問題です。というのも、国内の医療費を支える若い世代がどんどん減っていき、医療を必要とする高齢者が人口比としてどんどん増えてきているからです。

つまり、日本国家の医療分野のお財布は、収入が減る一方なのに支出は増えていっているという状態なのです。

私たちは病院にかかると、医療費を支払います。支払っているからお客さんのような顔をしてしまいがちですが、私たちの負担は医療費の3割です。残りの7割は国が支払っています。私が自己負担3千円ぶんの治療を受けたとき、国庫からは7千円がでていくことになります。

医療費の節約は、私たち自身のお財布を守るためであると同時に、お医者さんや看護師さん、そして国のお金を守ることでもあります。国のお金は私たちの税金ですから、ひいては私たち自身の問題でもあります。


もちろん、医療費の過剰な節約は健康のためにはよくないかもしれませんが、これからはできるだけむだな療養費は節約し、病気になりにくい健康な身体を維持する努力が求められる時代になるでしょう。

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