セツヤクLifeBox

必ず貯まるブロガー流節約術と貯蓄法

1億円必要?老後の生活資金をどう準備すればいいの?

   

老後30年近く生きることも想定して準備を

5445740438_d006cd22fa_z

老後の漠然とした不安

若い世代の中では、できるだけ日常の出費を抑制して貯蓄に回そうと考える人も増えています。その理由として大きいのは、老後に対する漠然とした不安があるからでしょう。

ニュースなどを見てみると、消えた年金問題や年金の未加入問題などがしばしば取り上げられています。現在の日本の年金システムは、現役世代の支払う保険料をもとにして高齢者の年金に回す仕組みになっています。

少子化で現役世代が少なくなり、高齢化で高齢者が増加するとなるとこのシステムが破たんするのではないかと考えるでしょう。このような公的年金制度に対する不安・不満が、若い世代の老後の不安の高まりの原因になっています。

老後の生活資金1億円は本当か?

img50

老後の生活資金として1億円必要ということは、メディアなどでしばしば紹介されています。ところでこの1億円という大金の根拠はどこにあるのでしょうか?

まず生命保険文化センターというところが、「生活保障に関する調査」を行っています。こちらは18~69歳の人を対象にして「老後の最低日常生活費」と「ゆとりのある老後生活費」の金額の目安について調査したものです。

その結果、最低日常生活費は月々平均22万円、ゆとりのある老後の暮らしで平均35.4万円という結果になりました。現在の平均寿命などを考えて、85歳まで生きるとすると60歳で定年退職・リタイアしたと仮定して、ゆとりのある老後を暮すためには1億620万円必要になるわけです。

このようなデータを基にして、老後の生活資金として1億円が必要と言われるようになったわけです。ただし1億円を貯蓄しないといけないというわけではありません。きちんと年金を収めていれば、年金が定期的にもらえ、仕事を辞めたとしてもまったくの無収入になるわけではないです。

また金融資産などを手にしていれば、その運用益も手元に入ってくるわけです。ですから実際には1億円全額を貯蓄で何とかする必要はありません。

厳しい生活を送っている人も多い高齢者

2443373724_1f78fa4a56_z

総務省の統計局というところが「家計調査報告(家計収支編)」というデータを公表しています。この平成25年度における60歳以上でリタイアした高齢夫婦の無職世帯の家計収支について、見ていきましょう。

高齢夫婦無職世帯の年金などの収入は、月々平均21万4863円となりました。それに対して支出は月々平均で27万2455円となりました。ちなみに税金や社会保険などの非消費支出が2万9857円、消費支出は24万2598円となりました。

両者を差し引くと、5万7592円の赤字になるわけです。この足りない部分はどうするかと言えば、貯蓄などの金融資産の取り崩しでねん出する形になるでしょう。

ちなみに先に紹介した最低必要な日常生活費の平均は、月々22万円でした。消費の支出額の平均が24万2598円でしたから、多くの高齢者世帯が、最低限ギリギリの生活費の中でやり繰りしていることがわかります。それでも赤字になっていて、貯金を少しずつ切り崩していることが見てとれます。

6万円近い赤字を貯金で賄うとなると、年間72万円近い支出になります。今後平均寿命は医療の進化などによって伸びる可能性もあります。すでに男女ともに日本の平均寿命は80歳を超えていて、今後は90歳近くまで生きる人もたくさん出てくるでしょう。

そうなると30年近くセカンドライフが待っている人も多くなります。この場合2000万円以上の貯蓄がないと、生活が立ちいかなくなることも十分想定できるわけです。

確かに今後医療が進化することで、60歳や65歳を過ぎても現役バリバリでまだまだ仕事ができる人も出てくるかもしれません。しかしいずれどんな人でもリタイアして、セカンドライフを送らないといけなくなります

1億円とは言わなくても先ほど紹介した2000万円のお金をいきなり準備するのは多くの人にとって無理難題でしょうから、早めにコツコツ貯蓄する意識を持つことも大事です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 65
    follow us in feedly

  関連記事

国民年金保険料は節約できる!納付方法や前納割引を上手に使おう

毎月の支払いが結構大きい国民年金。しかし支払うことは国民の義務なので、避けて通れ …

年金生活では支出を削減することが大切? それとも命取り?

国民年金の保険料は毎月15000円以上と、なかなか高額になっています。本来は納付 …

リタイアした後の生活費の源・公的年金システムを理解しよう

受給開始を先送りすればもらえるお金が増える? 日本の公的年金制度は2階建て 日本 …

国民年金保険をクレジットカードで払って節約をしよう!

国民年金保険料は前納することで節約が可能なわけですが、1回の支払総額は結構大きな …

最近は長いセカンドライフ・退職後準備はお早めに

定年後何もすることがない事態を防ぐために 目次1 日本人はヘタな定年後の生き方2 …

老後の資金が実質減少?インフレリスクに備えることが大事!

インフレが起きても資金減少しないための資産運用法を紹介 目次1 そもそもインフレ …

節約派は年金前納で割引制度を利用している!

年金は納付期限を忘れてしまいやすく、滞納してしまうこともあるかと思います。 そん …

セカンドライフの重要な資金源になる退職金・みんなはどう使う?

シニア世代にアンケート調査・退職金の使い道で多かったのは? 退職金はどのくらいも …