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中国経済の失速で影響を受ける日本経済と日本人の生活

   

日本のビジネスモデルが正しいのかどうか問われている

中国の経済が著しく成長していると言われている昨今ですが、そこには実体がないのでは? おかしいのでは? と見られ始めています。2015年には中国市場の株価の急落などがあり、専門家ではなくても中国経済の成長に疑問を持っているのです。2016年1月7日に2015年12月末時点の中国外貨準備高が発表されました。3兆3304億ドルというのが発表の数字で、2015年の1年間で5126億ドルも減少したことになります。

しかし、IMFの試算では2015年の中国経常収支は3478億ドルの黒字となっています。そこから計算すると2015年1年間の減少額は8604億ドルにもなってしまいます。中国経済の構造は外貨流入なくしては拡大しないというものになっており、この2年間においては外貨流出が著しく、中国の通貨である人民元をさらに下落させています。ということは、中国経済は今はマイナス成長をしていると見るべきで、共産党一党独裁体制が劇的に変わらないと、中国経済はマイナス成長を続けると囁かれるようになってきました。

中国経済が悪化すると日本経済にも影響を与えます。この前のリーマンショックのような、欧米諸国の経済が悪化するときほどには日本は影響を受けないとは言われていますが、中国は隣国でもあるので、そんな単純な話でもないようです。というのは、中国はいまだ発展途上国型のビジネスモデルでいるので、原材料などを輸入して最終製品を組み立て、先進国に輸出しています。

日本の製造業の多くは中国に工場を構えていますから、中国経済の冷え込みに連動して設備投資や製品の売り上げも落ち、全体的に日本まで冷え込んでしまうのです。例えば、中国製品をたくさん買っているアメリカは自国民の国内消費で経済が成り立つ内需型なので中国の景気失速になんの影響も受けません。しかし、日本はそうではないのです。

日本のGDPの6割は個人消費だとされます。となるとアメリカのような内需型経済への転換は可能です。しかし、そうなるには日本のビジネスモデルを抜本的に変えなければなりません。しかし、日本人はわりと保守的で新しいことをするのが苦手です。経済構造が変わらないと中国経済に依存するビジネスモデルは変わらず、中国経済悪化は日本経済の悪化にも繋がることになってしまいます。

中国経済悪化が日本人の生活に与える影響は?

リーマンショックほどのインパクトはないと言われながら、確実に中国経済の悪化は日本人の生活にも影響してくると考えられます。まず、中国に工場がある製造業の設備投資や製品売上高の減少により、日本のメーカーや設備関連会社の業績が悪化します。そうなれば株価も下がりますし、それに影響された株式投資全般も不安要素が大きくなっていきます。

そして、日本経済が冷え込んでしまい、日本人がお金を遣うことを控えめにするとさらに日本国内の消費が減って、悪循環のまま不況に陥る可能性が出てきます。さらに、中国経済の好調時に富裕層や成金たちが日本に旅行し、日本の安全で安心の製品を大量購入していた、いわゆる「爆買い」もされなくなります。信じられない話ですが、中国製のおむつや粉ミルクに有害な成分が混入していたりと、中国国内では危険極まりなく、富裕層たちは大量にそういったものを買うのです。

爆買いは本当にその商品をほしい人に行き渡らないというデメリットはありますが、少なくとも中国人たちはお金を日本市場に落としていっています。ですので、旅行業や小売業などが潤い、この関連で働く人たちも潤うことで、またほかの業種にもお金が回ってきます。この好循環が断ち切られる可能性があります。

日本経済は中国経済に100%依存しているわけではないのですが、中国経済が悪化すると多少の影響を受けることは間違いありません。ですので、株式投資なども中国経済の影響を受けない企業などに行うといった対策も今から考えておくべきでしょう。

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